• 検索結果がありません。

January - 東京都市大学 情報基盤センター |

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

シェア "January - 東京都市大学 情報基盤センター |"

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

TCU-COM

東京都市大学後援会誌

[ティ−シ−ユ−コム]

no. 57 2018. January

p.01

p.02

p.05

p.09

p.11

p.19

後援会副会長挨拶

平成29年度

「大学と保護者との連絡会」取材レポート

平成29年度 

就職動向と支援 キャンパスSpot㉔

クラブ活動紹介㉟ Campus Topics

平成29年度

「大学と保護者との連絡会」実施結果

p.17

(2)

石 垣 潤

東 京 都 市 大 学 後 援 会 副 会 長

 保護者並びに大学関係者の皆様には平素より後援会への御

理解と多大なる御支援をいただき誠にありがとうございます。

 そろそろ学期末や卒業を迎える季節となりますが、学生の皆 さんはそれぞれの進級、進学、就職を目前に控え、特に就職され る学生の皆さんは新たな旅立ちに向け大きな夢と希望そして 多少の不安を抱えながら過ごされていることと思います。

 私自身は大学を卒業後、精密機器メーカーへ就職し生産技術 者として新製品の開発や国内外生産拠点での生産立上げに長 く携わってきました。

 いつか海外で仕事をとの夢もありアメリカに約8年間駐在し

ましたが、御存知の通りアメリカは多民族国家であり、多くの人種、言語、文化が混在し、様々な 考え方やバックグラウンドを持った人達が集まっています。そこで私なりに出した結論のひとつ が『これがアメリカ、ここがアメリカ』ではなく『これもアメリカ、ここもアメリカ』ということでし た。いわゆる『多様性』を自身の肌で実感したわけです。

 たくさんの失敗や苦労もありましたが、そこで得た知見や経験がその後の生き方や考え方に 大きく影響したことは言うまでもありません。

 現在、東京都市大学において進められている国際人材育成プログラムのTAPもまた、単なる 語学研修ではなく、日本の外を見て経験することで多様性を認識し、自己を高める、まさに狙い はそういうところにあるのだと思います。

 昨今、多様性という言葉が社会全体の様々な場面で使われており、多くの企業でもグローバ ル化が進み、多様性の中から新たな革新や価値を生み出そうとしています。野球チームに例え れば9人全員がエースで4番ではなく、状況に応じて役割を果たせるラインナップが重要という ことでしょうか。

 東京都市大学で学ぶすべての学生の皆さんが日々の活動を通し見聞を広める中で多様性を 認識し、更に自己を高め、将来幅広く社会に貢献してくれるものと強く期待しております。後援 会もバックアップしますので頑張ってください。

多 様 性を認 識し自己を高める

後 援 会副 会長 挨 拶

(3)

 毎年秋に開催される「大学と保護者との連絡会」は、本学が 旧称・武蔵工業大学であった昭和42(1967)年から始まりま した。平成元(1989)年以降は、後援会との共催となり、 「保 護者」、 「学生」、 「大学」の絆を深める東京都市大学ならでは の個性的なイベントとして定着しています。

 大学・学部の近況報告や学生たちの生活の様子、最新の就 職状況などの報告に加え、担当教員と直接話ができるこの会 は、 「他の大学にはあまり見られない貴重な機会」、 「大学の

“現在”を把握できる」など、毎回好評をいただいております。

 長雨が続いていた東京・横浜地区でしたが、当日は数日ぶり に天候が回復。午前中には雨も上がり、さわやかな秋風に包ま れながら、世田谷キャンパス、横浜キャンパス、等々力キャン パスの3会場にて、今年度最後の連絡会が、多くの保護者を迎 えて無事に開催されました。

 世田谷キャンパスでは、 「学科説明会」、 「学年別説明会・

懇談」、希望者に対する「個人面談」という流れで実施されま した。

 午前10時から知識工学部の連絡会がスタート。情報科学科 の会場では、学科主任である横山孝典教授が研究のオープン 化・融合化を目指す新研究・実験棟が来年3月に竣工されるこ となど、大学・学部・学科の近況報告を行うとともに、IoT

(Internet  of  Things=モノのインターネット)時代を迎えて、

ますます重要性を増してきた学科の学びを解説。続いて、教務 担当教員、就職担当教員が、それぞれ履修・成績・卒業要件、

就職の内定状況などについて、詳細な説明を行いました。

 また、現在都市大が教育の質保証・キャンパス教育環境向 上・ブランド力向上・大学運営向上の4つのプロジェクトからなる 中長期ビジョン「アクションプラン2030」を策定・推進中であ

ることも報告。その流れの中で、日本では69大学しかランクイ ンしていない「THE世界大学ランキング2016ー2017」にお いて本学が980位内であること、さらに創立100周年(2029 年)までに300位以内を目指すとの意気込みも語られました。

 午後1時半からは工学部の連絡会がスタート。医用工学科 の学科説明会では、学科主任の森晃教授によるガイダンスの 後、教務担当の京相雅樹准教授が4年間の学修の流れ、

「GPA(Grade Point Average)」による成績評価の仕組み や意義などを説明しました。続いて就職担当の桐生昭吾教授 が登壇。平成30年度卒の就職協定において、就活開始時期 が6月1日に変更になったことへの対応をはじめ、産業界の新 陳代謝によって「いい会社」の基準が変化していることなど、

就職戦線の現状について説明しました。また保護者の心構え としては、子供たちと就職について話し合う際、 「その会社に 入って何がしたいのか?  という目的意識まで鮮明にさせてほ しい」と提案。それが、面接での重要な決め手になることを示 唆しました。就職は保護者にとっても最大の関心事ゆえ、熱心 にメモを取る姿も多くみられ、質疑応答も活発でした。

 午前10時にスタートしたメディア情報学部情報システム学 科の説明会では、中村雅子学部長が都市大の沿革と併せ、近 年の発展的な成長を報告。同学部が理系の情報システム学 科と文系の社会メディア学科の文理複合学部であることの強 みを強調し、 「従来のような文系・理系の枠組みではなく、文理 一体型の総力戦によって問題に取り掛かなければならない」と 力説しました。

 続いて登壇した広田すみれ教務委員長は、単位制度や昨年 度から導入しているクォーター制度(4学期制)について解説。

また、ワンランク上の就職には大学院への進学も有効として、

「世界大学ランキング」にもランクインした 教育の質の高さ、将来性や実績を報告

大学と保護者との連絡会

平成29年度

 この秋で51回目となる「大学と保護者との連絡会」が、9月2日(土)の地方5都市を 皮切りに、全国20箇所の会場で今年度も開催されました。ここでは、その最終日となる 10月7日(土)に行われた世田谷キャンパス、横浜キャンパス、等々力キャンパスでの連 絡会の様子を、保護者の方々の感想を交え、ご紹介します。

受付では担当職員が丁寧に対応

多くの資料も手渡されました 就職状況について熱心に説明する 医用工学科の桐生教授

受付時間前から多くの保護者が参集 都市大オリジナル商品にも興味津々

世田谷 CAMPUS

横浜

CAMPUS

独自の教育体制および教育改革に

学外からも高い評価

取 材レ ポ ート

(4)

推薦制度や費用などの詳細な説明を行いました。

 午後1時半から始まった環境学部の説明会では、吉﨑真司学 部長が「都市大を世界レベルで認知される大学にする」との意 気込みを語り、 「教育の質保証」、 「キャンパス・環境の質保 証」、 「大学のブランド力向上」、 「大学の運営力向上」という4 つの目的に沿って進めている改革の概要を説明しました。同時 に都市大が平成28(2016)年度に、国の大学教育改革を推進 している文部科学省の「大学教育再生加速プログラム(AP)」

に採択されたことを報告し、先述の改革の有用性が評価されて いることの一例としていました。

 その後、学科ごとの担当教員が、カリキュラムや研修制度に ついて解説。環境マネジメント学科と環境創生学科の長所を 活かした手厚いキャリア支援についても報告がなされました。

 最後は、一昨年度、昨年度に続く、外部講師の講演会。ソー シャルデザイニング研究所の採用コンサルタントである渡邉剛 氏が、都市大の就職率の高さ、それを可能としているサポート 体制の充実ぶりを、客観的な立場から評価し、保護者の方々に 紹介しました。

 等々力キャンパス会場では、午後1時から都市生活学部と 人間科学部の説明会がそれぞれ実施されました。

 都市生活学部の会場では、川口和英学部長が学部の沿革 と概要を説明。併せて、近年発展を続ける注目のエリア、二子

玉川ライズ内にある「夢キャンパス」で催された学部展の成 功を例に、都市づくりを総合的に学べる環境と、その利点を伝 えました。

 また、グローバル時代に対応した教育プランにも言及。実践 的な専門力を有した国際人の育成を目標とした「東京都市大 学オーストラリアプログラム(TAP)」を中心に、海外研修制度 や留学制度などの概要やメリットを紹介。 「それらを経験した 学生たちの成長が目覚ましい」と、教員として自らが実感して いる感想を交え、充実の体制をアピールしました。

 続いて登壇した教務担当の川口英俊教授からは、単位制度 や進級・卒業に際した注意事項などが説明されました。ここで も国際的に活躍できる人材の育成に触れ、特定の領域に特化 した「I字型人間」と、自らの領域を持ちかつ他の領域にも見識 がある「十字型人間」を対比した図表を提示。 「十字型人間こ そがグローバル時代に求められる21世紀型のスペシャリスト。

学生にはぜひそこを目指してほしい。教員や友人、海外など、

さまざまな人や場所に積極的にアクセスしていってもらいた い」と、学生個々の学ぶ姿勢が重要であることを強調しました。

 その後、就職、進学などの説明を終え、会場は教室から学生 ホールへ。懇談、希望者への個人面談を経て、連絡会は盛況 のうちに幕を閉じました。

 なお、今年度の全国の連絡会へのご参加は1,521世帯 2,068名。保護者と大学との強固なリレーションが学生の確か な糧となるよう、この会のさらなる発展と充実が期待されます。

和やかに語り掛ける吉﨑真司学部長 横浜キャンパスの大教室もほぼ満席

各教員の自己紹介も行われました 熱心にメモを取る参加者も

大学と保護者との連絡会 取材レポート

大切な情報交換の場として

谷出 杏介

世田谷キャンパス 教育支援センター  平成29年度「大学と保護者との連絡会」宇都宮会場を、平成29年9月9 日(土)午後1時30分より、チサンホテル宇都宮にて開催いたしました。当日 は20世帯30名の保護者の方々にご出席いただきました。

 本連絡会では、冊子とともにパワーポイントによるスライドを用いて、説 明を行いました。最新の話題としましては、本学が英国の高等教育専門誌 タイムズ・ハイヤー・エデュケーション発表の「THE世界大学ランキング 2016-2017」において、初めてランクインしことをご紹介いたしました。今回、

日本の大学は980位以内にわずか69校しかランクインしていません。本学 は、2年後の創立90周年、2029年の創立100周年に向けて制定された中 長期計画「アクションプラン2030」において、2030年の同ランキング300 位以内を目標としています。

 平成30年3月、世田谷キャンパスに新しい研究・実験棟となるC1棟(仮 称・鉄骨造地上4階建、延床面積7,917.46)が竣工する予定があることをご

紹介いたしました。

 先端領域の研究に対する研究・

実験棟とし、大空間の研究・実験 室を用意し、研究のオープン化や 研究者の相乗効果創出を実現で きる環境づくりを目指しています。

 なお、本事業も中長期計画「東京都市大学アクションプラン2030」の 一環として行われ、フレキシビリティ性の高さを生かし、今後行う研究棟・実験 棟の改修・改築の円滑化にも貢献いたします。

 質疑応答の時間では、保護者の方々から、Uターン就職や大学院進学に ついての質問があり、活発な意見交換を行いました。今後とも保護者の方々 と、積極的に情報を交換させていただき、より良い大学として発展させていき たいと思います。

グローバルな活躍の礎を築く

21世紀型の教育体制やキャリア支援を強調

等々力 CAMPUS

宇都宮会 場

(5)

等々力キャンパス

小野寺 佳孝君のお父さん

機械システム工学科 4年

就職も順調に決まり、一安心。インターン シップへの参加をはじめ、大学側のサポート に感謝しています。

参 加された

保 護 者 の 方 々 の 感 想

三浦 孝祐君のご両親

原子力安全工学科 3年

就職か、大学院への進学か、本人も悩んで いるようなので、親として情報収集したいと 思い参加しました。

鈴木 優希君のご両親

電気電子工学科 3年

就職に向けて、担任の先生にじっくり相談し ようと参加しました。キャンパスの雰囲気が 素晴らしいですね。

田夛 俊基君のお母さん

建築学科 2年

単位も順調に取れて、楽しく大学に通って います。個人面談の丁寧な対応で、その理 由が分かりました。

畠中 敦規都市工学科 1年君のお父さん

都市工学という学問を知り、息子とのコミュ ニケーションに活かそうと考え、話を聞きにき ました。

小板橋 友晃君のお父さん

情報通信工学科 4年

大学院に進学予定なので、どのような研究 室があり、何を探究しているのかを聞きたい と思い参加しました。

飯沼 愛永さんのご両親

経営システム工学科 3年

毎年参加していますが、3年生なので、今回 は就職の動向や支援体制を確認したいと 参加しました。

友森 崚介君のお母さん

自然科学科 1年

大学であっても保護者との関係性を大切に する考え方に共感しました。個人面談の丁 寧な対応にも感謝しています。

山崎 千織さんのお父さん

都市生活学科 3年

連絡会には毎年出席しており、行き届いた 教育の体制を実感しています。今年は就職 の話を聞きに来ました。

角野 廉君のご両親

都市生活学科 3年

群馬県から毎年参加。お陰さまで、息子は もちろん、私たちもあらゆる形で成長の機会 をいただいています。

永本 愛玲奈さんのお母さん

児童学科 1年

娘が夢を叶えるために自ら選んだこの大 学。初めてキャンパスに来たのですが、良い 環境で安心できました。

岡田 雪乃さんのご両親

児童学科 1年

メディアでもご活躍の早坂信哉教授のお話 を聞いて、娘が挑むこれからの課題を把握 することができました。

世田谷キャンパス 横浜キャンパス

佐藤 啓太君のご両親

環境創生学科 2年

息子と将来について語り合うことが多くな り、学校のカリキュラムの流れを再確認する ために参加しました。

黒木 亮磨君のお母さん

環境創生学科 1年

1年目でわからないことも多いので、このよう な会があって助かりました。来年、再来年も 参加したいです。

中島 大樹君のお父さん

環境マネジメント学科 1年

変化の激しい時代において、大学と保護者 とが連携を深めることは、非常に意義ある取 り組みだと思います。

大坂 研人君のご両親

情報システム学科 1年

キャンパスが綺麗で駅にも近い。この環境 であれば、4年間で大きく成長できそうだと実 感しました。

齋藤 有希さんのご両親

社会メディア学科 2年

2013年にできた学科なので、卒業生の進 路・就職状況がどうなっているかを知りたい と思い、参加しました。

滝 りりかさんのお父さん

社会メディア学科 2年

連絡会に来るのは2回目。担任の先生との 話を踏まえて、子どもに的確なアドバイスを 与えたいと思います。

大学と保護者との連絡会 取材レポート

(6)

 企業の採用意欲は依然として高く、平成30年3月卒業予定学生の新 卒求人倍率(リクルートワークス研究所調べ)は1.78倍(昨年1.74倍)

となり、昨年と比較しても一人当たりの求人数はわずかですが増加の傾 向にあります。

 またここ数年就職活動の時期が変更になっていますが、今年度は変更 なく求人情報の公開時期は大学3年生の3月、採用選考時期は大学4年 生の6月となり、短期間での活動が求められることとなりました。本学でも この状況に対応すべく低学年時からのインターンシップへの参加支援強 化やガイダンスなどでの学生へ意識付けの徹底、支援イベントの時期や 内容変更をはじめとして、さまざまな対応を行ってまいりました。その結 果、今年度も多くの学生から良い結果報告をうけることができています。

 ただ、ここ数年本学の学生に限らない傾向ですが、複数の内定を得る 学生と、なかなか内定を獲得することができない学生との差が大きく なっていると感じています。今後も引き続いて全学生に対して、準備の 大切さを伝えていきたいと思っております。

 学生が内定を獲得するために、「(基礎力+専門力)×職業的態度×就 職活動力」を高めることが必要であると本学のキャリア関連の担当者で 共有しています。これは低学年時から面接や応募書類作成、筆記試験対 策などの「就職活動力」を高める対策を行うということではありません。

低学年時にはキャリアの意識を高める内容の授業やガイダンスを行い、

「基礎力」を高める授業や課外活動への取り組みの重要性、インターン シップへの積極的な参加の効果を伝えます。また、学年が上がってからは 全員が研究室に配属される本学の強みを生かし「専門力」を高めること を意識するように伝えています。就職活動を迎える時期には、就職指導 の専門家が設計した「就職活動力」を高めるプログラムを多数開催し、そ のプログラムに積極的に参加することで良い結果につながっています。

 また、ここ最近の一つの特徴として社会からはグローバル化へ対応で きる人材の育成への求めが強まってきています。海外インターンシップ の推進や英会話力を高める支援をはじめとするグローバル化への対応 も一層進めております。

 来年度、平成31年3月卒業生は採用選考時期が今年度と同様となる 予定です。就職活動の時期の変更はありませんが、国内外の経済や政治 の変動による環境の変化の可能性は高まっていると思います。学生が変 化に戸惑わないように本学としても十分に対策をしてゆきます。保護者 の皆様からも学生への直接的、また情報提供などの間接的なご支援も 一層賜りますようお願いいたします。

 従来の就職支援業務の枠を超えて、キャリア全般に関わる幅広く充実

したサービスを提供できる「キャリア支援センター」を各キャンパスに設 置しています。

 各キャンパスのキャリア支援センターには専門の相談員が常駐し、就 職の相談のみならず、職業選択や進学など、将来の進路について的確な アドバイスを受けることが出来ます。常駐しているスタッフの多くがキャ リアカウンセラーの有資格者であり、キャリアに関することはどんなこと でも安心して相談をする環境ができています。卒業生や先輩学生による 密度の濃い情報をはじめ、各社の求人、公務員、Uターン、就職活動支援 サービス会社の各種資料なども豊富に提供しています。

 また、各学科では就職担当教員がキャリア支援センターと連携して強 力に学生をバックアップし、学科の強みや特徴を活かして、一人ひとりの ニーズにあった支援を展開しています。就職支援行事は学内で実施す るものだけで100回以上にのぼり、徹底してキャリアについて考える機 会をつくっています。更に本学の前身である武蔵工業大学時代からの 強みである「社会で活躍する卒業生」のご協力を得て、学部・学科ごとに 企業・業界セミナーや相談会を実施するなど、充実した支援体制を整え ています。

 もちろん就職に関する個別相談も充実しており、カウンセラーによる 面接指導や履歴書添削だけでなく、自己分析等の指導も積極的に行い、

基礎から応用まで、幅広い支援をしています。

 それ以外にも、本学の学生を指定して寄せられる独自の求人だけを検 索出来るシステムなどにより、内定獲得を目指す学生を強力に支援して います。

 今年度の就職状況は、文部科学省発表の平成29年10月時点での国 公私立大学の平均内定率は「75.2%」となりました。本学では10月時 点で学部生でも8割を超え、大学院生では約9割超の内定率となってお ります。人間科学部の保育業界志望者は、これからが選考のピークを迎 えることを考えましても、全国平均に比べて十分健闘をしてはおります が、本学としましては、まだ活動を継続している学生に対しての支援は最 優先と認識しております。これからも学内での企業セミナーや継続して 求人をしている企業の情報を収集し一層の就職活動の支援を実施して まいります。これからの時期、「モチベーションの維持」「活動を続ける姿 勢」が重要なポイントとなります。

 学生の進路に関する意識が多様化し、変化の大きな就職環境に対応す べく、今後ますますキャリア支援業務に注力してまいりますので、引き続 き保護者の皆様のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

平成29年度

就職動向と支援

就職環境の変化

本学の取り組み

平成29年度の状況

最  後  に

(7)

平成29年度 就職動向と支援

就活ポイント

公 務 員

(    )

進   学 企   業

採用活動・進学スケジュール(例)

平成29年度 主な就職内定先企業等

(平成29年12月1日現在)

■ 輸送用機器 本田技研工業………

日産自動車………

スズキ………

三菱自動車工業…………

SUBARU… … … … … 日野自動車………

いすゞ自動車………

ヤマハ発動機………

トヨタ自動車………

マツダ………

■ 電気機器・精密機器 富士通………

三菱電機………

キヤノン………

セイコーエプソン………

富士電機………

日立製作所………

オリンパス………

NEC………

パナソニック………

パイオニア………

浜松ホトニクス…………

日本航空電子工業………

京セラ………

沖電気工業………

アルパイン………

■ 情報通信サービス 日立システムズ…………

NSD………

NTTデータ………

ソフトバンク………

NTT東日本………

SCSK………

ヤフー………

オールアバウト…………

■ 運輸

JR東海………

東京急行電鉄………

JR東日本………

■ 建設

大成建設………

鹿島建設………

大林組………

東急建設………

清水建設………

積水ハウス………

竹中工務店………

■ 公務

横浜市役所………

東京都庁………

国土交通省………

原子力規制庁………

厚生労働省………

■ その他

凸版印刷………

東京電力ホールディングス…

都市再生機構………

NHK………

日本郵政………

85 5 54 4 3 32 1 9 8 88 8 7 65 3 33 3 22 2 65

3 22 1 11

11 65

95 5 53 2 2 9 4 22 1 6 5 1 11

■情報通信サービス NSD………

アルファシステムズ……

セブン&アイ・ネットメディア…

DTS………

日立ソリューションズ…

都築電気………

NECフィールディング…

NECソリューションイノベータ…

リコージャパン…………

ヤフー………

NEC通信システム……

ソニー・ミュージックエンタテインメント…

■製造業

NEC………

凸版印刷………

日立製作所………

スズキ………

本田技研工業………

沖電気工業………

スタンレー電気…………

タカラスタンダード……

ユニ・チャーム………

池上通信機………

ユーグレナ………

立川ブラインド工業……

ベネッセコーポレーション…

■建設・不動産・住宅 スターツコーポレーション…

大東建託………

八千代エンジニヤリング…

■ 専 門 サ ー ビ ス 業 パスコ………

アジア航測………

東急コミュニティ−……

大日本コンサルタント…

国土防災技術………

日本経済社………

■専門サービス業(環境分野)

住友林業緑化………

大和リース………

日比谷アメニス…………

■公務

千葉県庁………

群馬県庁………

山梨県庁………

横浜市役所………

警視庁(警察官)…………

■その他日本通運………

日本郵便………

JR東日本………

東京急行電鉄………

キヤノンマーケティングジャパン…

ローソン………

イオンリテール…………

JCB………

J:COM………

イッツ・コミュニケーションズ…

NHK………

64 3 32 2 2 22 1 11

32 1 1 11 1 11 1 11 1 11

1 2 1 11 1 1 2 1 1 1 11 1 1 2 1 11 1 11 1 1 11 工学部・知識工学部・大学院 工学研究科 環境情報学部・環境学部・メディア情報学部

大学院 環境情報学専攻

■ 建設・不動産・住宅 パナホーム………

東急コミュニティ−……

野村不動産パートナーズ…

積水ハウス………

大和ハウス工業…………

サンケイビル………

日本空港ビルデング……

フジタ………

三井ホーム………

スターツコーポレーション…

西武建設………

旭化成ホームズ…………

ジェイアール東日本都市開発…

一条工務店………

住友林業ホームテック…

■ 商業施設・ディスプレイ 三菱地所プロパティマネジメント…

丹青社………

スペース………

三井不動産商業マネジメント…

イオンモール………

パルコ………

大和リース………

西武プロパティ−ズ……

東急モールズデベロップメント…

セブン&アイ・クリエイトリンク…

パルコスペースシステムズ…

住商アーバン開発………

■ 運輸・製造・卸売・小売 33 2 11 1 1 11 1 11 1 11

3 22 2 11 1 11 1 1 1

1 11 1 11

1 1 3 22 1 11 1 1 11 1 11

28 1 1 11 都市生活学部・人間科学部

大学院 都市生活学専攻

学 部 3 年 生 / 修 士 1 年 生

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月

指導教授等と相談の上 進学先の決定 国家公務員

就職

説明会・セ

地方公務員

就活ポイント

進   学

(本学の場合)

企   業

学 部 4 年 生 / 修 士 2 年 生

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

大学院一般入試

(B日程)

願書提出/試験 大学院推薦入試

(A日程)

願書提出/試験 受験する職種等によ

りスケジュールが異 なりますので、参考 としてご覧ください

公 務 員

(    )

受験する職種等によりスケジュールが異なりますので、参考としてご覧ください

●エントリー

●会社説明会 ●採用試験

●内定

※数値は就職内定者数

※対象は平成30年3月以降の卒業予定者となっております。

地方公務員 国家公務員

最終合格 2次試験

1次試験 2次

試験 最終 合格

10月以降も継続して採用を行っている企業があります。

内定を獲得するまで粘り強く取り組みましょう。

大学院一般入試

(C日程)

願書提出/試験 公 告

公 告

●インターンシップエントリー・参加 ●業界研究・職種研究

●自己分析

●企業研究

選考開始 内 定

●自己分析

●企業研究

受付期間

試験1次

大学院に進学するか、就職するか熟慮(年内を目処に)

進学の意思を決定次第、志望校の選定および受験科目の確認。受験勉強開始

JR東日本………

東京急行電鉄………

カプコン………

コマニー………

ユナイテッドアローズ…

小田急バス………

■ 金融・保険業 日本生命保険………

芝信用金庫………

■ 公務(事務・福祉・保育等)

品川区役所………

渋谷区役所………

世田谷区役所………

港区役所………

大田区役所………

板橋区役所………

台東区役所………

横浜市役所………

横須賀市役所………

川崎市役所………

三島市役所………

埼玉県庁………

神奈川県警察………

■ 保育業界

保育園・幼稚園・施設等…

■ その他

カルチュア・コンビニエンス・クラブ…

テイクアンドギヴ・ニーズ…

マイナビ………

星野リゾート………

受付期間

(8)

平成29年度 就職動向と支援

本学のキャリア支援スケジュール

キャリア支援とは、 就職、進学など卒業後の進路決定の支援や、将来のために役立つ準備を行う機会や情報の提供などを行うことと考えています。

3 年 生 2 年 生

1 年 生 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

世 田 谷キ ャ ン パ ス

 

(SC)

 キ ャ リ ア 支援

    プグラ 就職支援プグラ 実践直結

技術系の素養を高めるため、専門科目の学修に注力(技術系就職の基礎)

技術系の強みを生かせるよう普段から授業をしっかり頑張ろう!

・公務員試験  対策講座

(集中講座)

公務員対策

・就活入門ガイダンス

・インターンシップガイダンス

・インターンシップのための企業説明会

・SPI模試・解説

・公務員ガイダンス 4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査

・進路適性検査の  フォローアップガイダンス

・キャリアポートフォリオガイダンス 4月/5月:

インターンシップ対策講座 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加 9月:

・キャリアポートフォリオガイダンス 4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査

・進路適性検査の  フォローアップガイダンス

・キャリアポートフォリオガイダンス 4月/5月:

インターンシップ対策講座 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加 9月:

・キャリアポートフォリオガイダンス

就活基礎力養成

・就職ガイダンス

・進路適性検査

・就職セミナー

・履歴書・エントリーシート対策講座

・SPI模試

・面接・グループディスカッション対策講座

・内定者懇談会

いざ! 本番に向けて、本エントリー攻略

就職支援プログラムには全学年 参加可能です。

3 年 生 2 年 生

1 年 生 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

横浜キ ャ ン パ ス

 

(YC)

 キ ャ リ ア 支援

就職支援プグラ

着実に就活力をつけていくための基礎力講座<履歴書・ES対策>

進路・勉強方法を考える

キャリアアップ講座(全学年対象となります) : 5月〜12月 課外英会話講座(40分/日・年間100回) 他

キャリアアップ講座(全学年対象となります) : 5月〜12月 課外英会話講座(40分/日・年間100回) 他 キャリアアップ講座(全学年対象となります) : 5月〜12月 課外英会話講座(40分/日・年間100回) 他

本エントリー攻略、実践対策講座

・公務員試験対策講座  (集中講座)

公務員対策

SPI対策

・3年生全員対象 1人1人の進路に合わせて進路 希望登録書による個別指導

進路個人面談 4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査

・進路適性検査の  フォローアップガイダンス

・キャリアポートフォリオガイダンス 4月/5月:

インターンシップ対策講座 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加 9月〜:

・キャリアポートフォリオガイダンス

・キャリアデザイン基礎

4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査

・進路適性検査の  フォローアップガイダンス

・キャリアポートフォリオガイダンス 4月/5月:

インターンシップ対策講座 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加 9月〜:

・キャリアポートフォリオガイダンス

・キャリアデザイン

就活基礎力養成

就職支援プログラムには全学年 参加可能です。

3 年 生 2 年 生

1 年 生 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

等 々 力キ ャ ン パ ス

 

(TC)

 キ ャ リ ア 支援

就職支援プグラ

社会人へのトビラ「社会人基礎力」を向上させよう!

授業を通じ、社会のトビラを開けてみよう!

・各種資格対策講座  (宅建講座)

資 格 4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査 4月/9月:

キャリアポートフォリオガイダンス

(フレッシャーズゼミと連動)

7月:

インターンシップガイダンス 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加

4月:

・キャリアガイダンス

・進路適性検査 4月/9月/12月:

キャリアポートフォリオガイダンス

7月:

インターンシップガイダンス 8月/9月:

インターンシップ等に 積極的に参加

・特別講義

・就活入門ガイダンス

・就職講演会

・インターンシップガイダンス

・SPI模試・解説 ・マナー講座 就活基礎力養成

・就職ガイダンス

・進路適性検査

・就職講演会 ・就職セミナー

・履歴書・エントリーシート対策講座 ・SPI集中対策 いざ! 本番に向けて! 本エントリー攻略

・公務員試験  対策講座

(集中講座)

公務員対策

就職支援プログラムには全学年 参加可能です。

・進路適性検査

・SPI模試

・履歴書・エントリーシート対策講座

・文章力強化講座 ・業界・会社の選び方

・面接(個人・集団)対策講座

・グループディスカッション対策講座

・内定者懇談会 ・マナー講座

・就活入門ガイダンス

・インターンシップガイダンス

・SPI模試・解説

・マナー講座

・公務員ガイダンス

・就職セミナー

実践直結   プグラ 実践直結    プグラ

学科別業界・仕事研究会

・学科の特性に合った企業を 招へいし、業界や仕事につ いてご講演いただきます。

進路個人面談

・民間試験対策講座  (集中講座)

(9)

平成29年度 就職動向と支援

3 年 生 4 年 生

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

12月 1月 2月 3月

今までの学修を生かし、卒業研究に注力(研究内容をしっかりアピールできるように) 内定獲得まで諦めない支援

・3年生全員対象

・学校推薦対象者決定

・大学院進学希望調査 進路個人面談

業界研究会 最終総仕上げ

・公務員試験対策講座(集中講座)

・公務員試験模擬試験

・面接カード記入ガイダンス 公務員対策

・求人の紹介など内定直結型の支援を  行います。

進路相談強化

・大学宛求人票と進路希望登録書を有効活用し、志望・適正に応じた求人の紹介を  徹底的に行います。

・大学宛求人票と進路希望登録書を有効活用し、志望・適正に応じた求人の紹介を  徹底的に行います。

個別指導の徹底

3 年 生 4 年 生

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

12月 1月 2月 3月

内定獲得まで諦めない支援 徹底的な書く・話すチカラの強化・・・個人面談にて、履歴書を元に話す練習 <面接対策>

・採用コンサルタントによる  徹底講座

模擬面接&グループディスカッション講座

・公務員試験対策講座(集中講座)

・論述・面接対策

・公務員模擬試験 公務員対策

・優良企業をお招きして学内において説明会を行います(随時)。

企業研究会

・優良企業をお招きして学内において説明会を行います(随時)。

企業研究会

・ハローワークの専門相談のブースを設置 ハローワークとのジョイント

最終総仕上げ 個別指導の徹底

3 年 生 4 年 生

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

12月 1月 2月 3月

トビラの向こうへ!  就職活動スタート! 内定獲得まで諦めない支援

保育業界採用スタート→

業界研究会 いざ! 本番に向けて! 本エントリー攻略

・公務員試験  対策講座(集中講座)

公務員対策

・履歴書・就職セミナー

・エントリーシート/

 グループディスカッション/

 面接対策

・採用情報提供 ・個別面談 進路相談強化

・個別面談  ・個別指導  ・キャリアカウンターで随時相談受付 個別指導の徹底

・実際にお仕事をされている方を お招きして学内において各業 界の説明会を行います。

企業研究会

・人事担当者、OB、OGを お招きして学内におい て説明会を行います。

・実際にお仕事をされている方をお招きして 学内において各業界の説明会を行います。

・就職ガイダンス(Uターンガイダンス含む)

・履歴書・エントリーシート対策

・筆記対策(SPI.一般常識)

・面接・グループディスカッション講座

・履歴書・エントリーシート対策

・面接・グループディスカッション講座

・学校推薦ガイダンス

・エントリーシート対策

・面接対策各種集中指導

・グループディスカッション対策

※対象は平成30年3月以降の卒業予定者となっております。

企業研究会 進路個人面談

・優良企業をお招きして学内において説明会を行います(随時)。

・進路に合わせて個別指導 ・進路希望登録書 企業研究会

・人事担当者、OB、OGを お招きして学内におい て説明会を行います。

業界研究会

・実際にお仕事をされている方を お招きして学内において各業 界の説明会を行います。

・進路希望登録書を元に面談

・求人の紹介など内定直結型の支援を  行います。

進路相談強化

企業研究会

・人事担当者、OB、OGをお招きして 学内において説明会を行います。

(10)

キャンパスSpot 24

王禅寺キャンパス の 巻

首都圏とは思えないほどの緑に包まれた多摩丘陵(川崎市麻生区)の一郭に位置する 王禅寺キャンパス。ここには、東京都市大学の原子力研究所が設置されています。同研 究所は原子力の平和利用への取り組みが始まった1960(昭和35)年4月に設立。本学 の前身、武蔵工業大学の時代で、私立大学として、まさに原子力研究の先駆けともいえ る画期的なことでした。以来、時代に即した多彩な研究が実践されています。

私は都市大の前身、武蔵工業大学エネルギー 基礎工学科の卒業生で、当研究所で卒業論文 を書きました。当時の指導教授からの勧めで、

本研究所に採用されました。現在は、施設管理 を初め、規制監督官庁対応、さらに放射線取 扱主任者という立場で、放射線等の安全取扱 いについて日々監督をしております。

原子力研究所HP http://atomsun2.atom.tcu.ac.jp/index.html

本研究所に研究用原子炉が導入され、初臨界を達成したのは1963(昭和 38)年のこと。当時は高度経済成長の中、エネルギー政策の解決手段とし て、原子力発電の必要性が叫ばれ始めていた時期でした。1974(昭和49)

年には、放射能の性質を測定・分析する「放射化分析トータルシステム

(GAMAシステム)」を完成させ、受託分析業務をスタート。さらに外来研究 者にも開放し、医療をはじめ様々な分野で研究・活用を図りました。しかし、

1989(平成元)年12月に冷却水漏れが発見され、2003(平成15)年5月に 廃炉を決定。その後、原子炉は安全に停止され、使用済燃料は製造元の米 国に返還されました。そして東京都市大学に原子力安全工学科が開設され た2008(平成20)年以降は、大学との連携・協力体制を一層強化。次代の 原子力技術者育成のための実践的な教育を行うほか、研究所の設備や機 器のさらなる有効活用を目指し、未来に向けて走り出しています。

本学が導入した原子炉は、極めて安全 性・信頼性が高い米国製研究用原子炉 で、原子力の平和利用に関する先端研 究ならびに高度な専門技術者の教育・

育成を目的に導入されました。その象 徴ともいえる利用が医療用照射。1977

(昭和52)年3月に第1号脳腫瘍患者の 中性子捕捉療法治療が実施されて以 来、原子炉が停止するまで、国内外を含 めて、99件の脳腫瘍と9件の悪性黒色 腫(皮膚癌)の照射治療が行われ、医学 の臨床に貢献してきました。

研究用といえども、迫力満点。ここから多数の 原子力技術者が巣立っていった。

自然豊かな閑静な住宅街に佇む

原子力研究所。 事務室の風景。ここで研究の許可申請 などの業務が行われている。

当研究所は約60年近くにわたって、原子 力利用の最先端研究をリードしてきまし た。1970年代には中性子利用による医 療をはじめ、受託分析、外部研究者への施 設共用などに貢献。1980年代には研究 所を基盤とする大学院を設置し、さらなる 高度技術者の育成に励んできました。ま た、廃炉以降は福島原発事故後の分析・研 究、核燃料の再処理技術の確立に取り組 んでいます。さらに現在は、原子炉施設の 廃止措置を継続して実践して行くと共に、

小型加速器の導入など教育・研究設備の 拡充を進めています。

原子力研究所 所長

三橋 偉司 教授

入室時には、部外者の侵入防止を 目的とした管理を徹底。同時に各自 が線量計を装備します。退室時には ハンド・フット・クローズモニタによ り、手・足・衣服の放射能汚染を検査 します。

原子力安全工学科の学生や2010年4月に早 稲田大学と共同で開設した「共同原子力専攻」

の大学院生が、原子炉本体以外の残された設 備・機器を利用して、教育・研究に励んでいま す。実際に操作演習することで、安全を 確保するためにどのような工夫がされ ているかを体験として学びます。

技士 内山 孝文 さん

放射線量の測定には外部からの放射線の遮へいが必要です。その遮へい 材としては鉛と鉄などが用いられますが、通常の鉄には製鉄プロセスでガ ンマ線の放出により破損個所を検出するため、微量な放射性物質が混入 しています。そこで研究所では、その影響を受けていない海底に沈む戦艦

「陸奥」に使用された貴重な「陸奥鉄」を遮へい材として使用しています。

原子力研究所の歴史といま

研究用原子炉 (武蔵工大炉:TRIGA-Ⅱ、100kW)

「陸奥鉄」を利用した放射能精密測定

制御盤と模擬炉心を使用したオペレーション実習

徹底した安全対策

(11)

原子力歴史構築賞

原子力利用の創成期か ら、その研究と教育に貢 献してきた実績は、外部 からも高く評価されてい ます。平成21年4月に原 子 力 歴 史 構 築 賞 を 受 賞、平成26年9月に分 析機器・科学機器遺産の 認定を受けました。

現在、原子炉に代わる新たな研究の柱の1つとして、現代社会の多様な場面で活躍 する加速器システムの導入を進めています。例えば、健康診断などでお馴染みのレ ントゲン写真も、微量のX線を照射するのに加速器を利用しています。最近ではミ クロの粒子を利用した放射線による「粒子線治療」が広く普及し、最先端のがん治 療に用いられていますが、これも加速器に支えられています。また、物体を 壊さずに「内部や表面のキズ、劣化」を調べる非破壊検査など、加速器は 放射線応用技術に欠かせない存在です。武蔵工業大学OBでもある羽 倉尚人助教は、「現在構築中の1.7MVペレトロン・タンデム加速器は、

こうした世界への入り口」と、研究・教育での活用に意欲を燃やします。

分析機器・科学機器遺産

当研究所の大きな特色として、産学官の垣根を越え た研究が数多く生まれていることです。その1つが 群馬大学、群馬県水産試験場、国立環境研究所、武 蔵大学、そして当研究所が参加した群馬県・赤城大沼 における放射性Cs(セシウム)に関する調査・研究。

内陸湖沼での影響調査は我が国では初、世界的にも 事例が少ないため、大きな反響を呼んでいます。ま た、子供たちを対象とした「科学体験教室」も開催。

原子力の礎となる「物理学」のアプローチで子ども たちに未来への種を植え付け、科学に興味を覚えて もらうことも重要な役割だと考えています。

原子力研究所

岡田 往子 准教授 大気に触れると反応してしまうような

物質を取り扱うための装置で、その内 部ではアルゴンガスが循環していま す。ここではウランを燃料デブリより 分離する実験の模擬として、塩を閉じ 込め溶融・電気分解して、ジルコニウム を取り出す実験をしています。

蛍光X線とは、ある物質にX線を照射す ることによって、生じる特性X線。その エネルギーは元素に固有であるため、

装置により蛍光X線を実験的に計測す ることで、元素の分析、元素濃度を求 めることができます。

中性子放射化分析が行われなくなっ た今でも、ガンマ線の精密測定の技術 は活用されています。東京電力福島原 子力発電所事故以降、環境中に放出さ れた放射性セシウムの放射能測定を 効率良く行うために、自動化測定シス テムを導入し、そこで得られた知見を 基に地域の復旧復興に役立てようと いう努力が続けられています。

当施設の最大のポイントは、研究と教育という表裏一体の関 係から、科学的アプローチを実践していることです。原子力安 全工学科の2年次から実習に活用。上級生が自ら実験し作成 したプログラムを下級生に教えることで、問題解決能力やチー ムワークを磨きます。4年次からは卒業研究に即した利用とな り、研究所内のリソースのみならず他機関の施設も最大限に 活用して研究しています。「もっと研究したい」と大学院に進む 学生も多く、院生の多くは国際学会で発表を行っています。

自然界に存在する放射性同位元素を調べる ことで、太陽活動や広域での気流を把握する 手掛りをつかむ研究を行っています。こうした 研究は長期間継続することが最も重要です。

研究機関としてのみならず、実践を踏まえた教育の場 としても重要な役割を果たしています。この日も、共 同原子力専攻の院生や原子力安全工学科の3・4年 生たちが集まり、活発に議論を戦わせていました。

原子力安全工学科

松浦 治明 准教授

● グローブボックスシステム

● 蛍光X線分析装置

● ゲルマニウム半導体検出器

研究目的に応じた設備・機器を駆使

加速器システムの構築

共同原子力専攻 修士課程1年の 椎名慶さん(左)と田治見 祐里さん(右)

原子力安全工学科 4年の腰越 広輝さん

日本では、原子力発電で発 生した使用済み核燃料を再処理し、

ウランやプルトニウムを回収した後に 生ずる高レベル放射性廃液を、ガラスで 安定的状態に固定化し、深い地層に埋設 する計画になっています。私たちは、さ

まざまなガラスの効率性について、そ れぞれ違う角度から研究してい

ます。

現在、卒業研究のテーマと して、放射能に汚染されたコンク リートにセシウムがどの深さまで侵食 しているかを研究しています。どこまで 削れば除染できるかなど、除染方法の最 適化を促すためのものです。大学院へ

進んで、さらに研究を深めていきた いです。

教育の場として

受賞・認定

環境モニタリング

原子力安全工学科 羽倉 尚人 助教

(12)

 鉄道好きが集まり、マニアックに情報を交換する場……。鉄道研究部と聞い てそんなイメージを抱いた人もいるかもしれません。確かにそうした部分もあ りますが、都市大の鉄道研究部の活動はもっとアカデミックでアクティブ。その スケールも単なる同好の士の集まりを超えています。それもそのはず、同部は 2017年に創部60周年を迎えた名門。各大学に存在する鉄道研究系の団体の 中でも、極めて長い歴史を誇っているのです。

 普段の活動日は水曜日と土曜日の午後。世田谷キャンパスの11C教室に集 まり、目前に迫ったイベントの打ち合わせや準備にあたるほか、彼らが 鉄研大 学 と�

参照

関連したドキュメント

(牧野都治) 1989 年 2 月号 表 1 研究室紹介 研究室名|専攻部門|研究分野| 卒業生の研究題目 国沢清典 応用統計学 情報理論, 研究室

features no.1507 / 2018.2.22 に 向けて 昨年 12 月

生用 Office365 メール運用支援システム、メールゲートウェイシステム

平成29年3月

⑧‑3.  都民の身体活動に関する生態学的研究.

支援の可能性・・・その学生がどの領域のどの段階で困っているかによって 支援の方法が異なる できる できない 不安 自信 実行・行動・ 体験を促す 支援 心理的支援 専門的・個 別的支援 強化的支援 適応 適応感 研究概要(途中経過) 5 研究概要(途中経過) 【2019年度報告】 ■仮尺度の構成 約1,000項目→263項目

採択(研究)年度 研究種目 研究代表者 研 究 課 題 2016~2019年度 研究成果最適展開支援 プログラムA-STEP ステージⅠ (産業ニーズ対応タイプ) 堀井 滋 磁気科学プロセスによる単結晶性セラミックスの創出 2016~2017年度 挑戦的萌芽研究 大西 信弘 小規模漁撈が支える水田の生物多様性保全:ミャンマーモデル 2016~2018年度

採択(研究)年度 研究種目 研究代表者 研 究 課 題 2016~2019年度 研究成果最適展開支援 プログラムA-STEP ステージⅠ (産業ニーズ対応タイプ) 堀井 滋 磁気科学プロセスによる単結晶性セラミックスの創出 2016~2017年度 挑戦的萌芽研究 大西 信弘 小規模漁撈が支える水田の生物多様性保全:ミャンマーモデル 2016~2018年度